自動販売機の大きさやサイズは?設置できる場所や条件を解説
自動販売機にはさまざまな大きさのモデルがあります。
自店舗に自動販売機の設置を検討しているオーナーの中には、「どれくらいの広さなら設置できる?」「小さい自動販売機の大きさはどれくらい?」と、疑問を持つ方も多いことでしょう。
本記事では、自動販売機の大きさや設置できるスペースの目安を解説します。
また、各種法令が指定する設置場所の条件も紹介しますので、適切な場所を選べるようになるでしょう。
導入を検討中の飲食店のオーナーの皆さまは最後までご覧ください。
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今すぐ無料相談1. 自動販売機の大きさの目安
自動販売機の大きさの目安は、「幅80cm・奥行き70cm・高さ183cm程度」です。
本章では、下記のように高さと幅・奥行きに分けて、自動販売機の大きさの目安を具体的に解説します。
- • どのメーカーも高さは183cmが主流
- • 幅は70cm〜140cm、奥行きは60cm〜80cmが目安
自動販売機を設置するために、サイズ感を把握しておきたい方は、それぞれチェックしましょう。
1-1. どのメーカーも高さは183cmが主流
一般的にはメーカー・モデルによらず、自動販売機本体の高さは183cmです。
高さは基本的には共通であるため、モデル選びの際にメーカー間で比較する必要性はあまりありません。
ただし、実際に設置する際には水平・垂直の調整をするため、トータルでは183cm以上の高さになることがあります。
特に屋外設置の場合には、転倒防止の対策としてコンクリートブロックを自販機に履かせるため、本体の高さに加えて10cm程度高くなることに注意が必要です。
そのため、自店舗の軒先テントの下や室内など高さに制限がある場所へ設置する場合には、調整後の高さで考えるようにしましょう。
「自動販売機JP」では標準サイズに加えて、高さ72cm程の小型の食品・日用品自販機も取り扱っています。
天井の高さが低い店舗内へ設置したい場合には、小型の食品・飲料自動販売機を検討すると良いでしょう。
1-2. 幅は70cm〜140cm、奥行きは60cm〜80cmが目安
自動販売機の幅は70cm〜140cmで、奥行きは60cm〜80cmが目安です。
飲料自販機では、販売する商品の数と種類が増えるにつれて、大型になる傾向にあります。
一方で食品自販機の場合には、商品の大きさや数によってモデルが異なるため、大きさは下記のようにさまざまです。
型式 | 特徴 | 品目数 | 販売できる商品の最大サイズ | 本体サイズ |
---|---|---|---|---|
F-10AVM | マルチラックで食品・物品にも対応 | 10 | ・幅9.2cm ・奥行き16.5cm |
幅74.5cm×奥行き75.6cm |
ど冷えもん-SD-11DVM | ストッカーの組み換えでさまざまな大きさ・形の商品に対応 | 11 ※ツインストッカーの場合最大10 |
・幅22cm ・奥行き17cm |
幅103cm×奥行き79.7cm |
F-26AVM | 3種類のラックの組み換えでさまざまな大きさ・形の商品に対応 | 60 | ・幅15cm ・奥行き7.5cm |
幅116.1cm×奥行き79.7cm |
表は横にスクロールできます。
各自動販売機の詳しい寸法は、自動販売機JPの「屋外・屋内自動販売機の商品一覧」をご覧ください。
2. 自動販売機の設置に必要な場所の条件
自動販売機はどこにでも置けるわけではありません。
下記の6つが、自動販売機の設置に必要な場所に関する条件です。
- 1.自販機を設置するスペースが十分にある(最低幅100cm×奥行き70cm以上)
- 2.土地の所有権や自販機の設置許可を得ている
- 3.適切な地目である
- 4.設置面の強度や傾斜において問題がない
- 5.景観への配慮の観点から問題がない
- 6.電源を確保できる
本章では、6つの条件を詳しく解説します。自動販売機の設置場所を絞るためにも、それぞれチェックしましょう。
2-1. ①:自販機を設置するスペースが十分にある(最低200cm×200cm以上)
自動販売機を設置する際には、最低でも「幅・奥行き共に200cm以上」のスペースが必要です。自販機本体のサイズよりも広いスペースがいる理由は、補充する際に自販機の扉が前開きとなる分を考慮する必要があるからです。
また、自販機の向かって左側に壁があると扉を全開にできないので、補充がスムーズにできない可能性があります。補充作業を考慮すると、設置予定の周辺環境によっては設置が難しい場合もあるので、詳しくご相談したい方は自販機JPへお問い合わせください!
自販機は基本的に道路占用許可が下りないため、屋外に設置する場合には道路上にはみ出さないように注意が必要です。
そのため、コインパーキングの空き場所など小さな空間に自動販売機を設置したい場合には、自動販売機のモデルを選ぶ前に、スペースが十分かどうかをチェックしましょう。
参考:道路占用許可基準|Reiki-Base
2-2. ②:土地の所有権や自販機の設置許可を得ている
自動販売機は、道路交通法や道路法で認められる場所には設置できます。
具体的には、私有地などの所有権がある土地です。
所有権がない土地や路面に対しては、道路法にて設置は認められていません。
ただし、設置期間が短くて、交通の邪魔にならないと判断できるときには、許可が下りる場合があります。
また、公有地や市有地の場合でも、自動販売機設置の許可を得ていれば設置できます。
例えば、道の駅の道路区域周辺に自動販売機がなく、設置によって道路使用者の利便性が高まると判断されて許可が下りた事例もありました。
所有権がある土地や許可外の範囲から少しでもはみ出して自動販売機を設置すると、道路法の違反行為にあたるため注意が必要です。
自動販売機を設置する際には、土地の範囲や所有権の内容を前もって確認するようにしましょう。
参照:道路法32・33条|e-Gov法令検索
※2023年11月時点。内容は都度変更される可能性があるため、適宜確認をお願いいたします。
2-3. ③:適切な地目である
「地目」によっても、自動販売機を設置できるかどうかが決まります。
地目とは土地の使い道を定める項目のことで、「宅地・田・公園」など23種類の項目があります。
原則として、地目が公園の土地に田を植えることはできないように、地目で指定される土地の使い方でしか認められません。
自動販売機の設置は、全地目のうち「宅地」の場合に可能です。宅地とは、個人宅や店舗などの建物の敷地や敷地内にある庭などの土地を指します。
ただし宅地以外でも、学校用地や畑、公園にも設置事例があるため、必ずしも宅地だけとは限りません。
宅地以外に設置する場合には、追加で手続きが発生するため自動販売機の設置業者へ任せるのが得策です。
「自動販売機JP」では、宅地以外の条件で自動販売機を設置したい方の相談も承っています。
地目に関する相談も、お気軽にお問い合わせください。
自販機の設置・導入なら自動販売機JP
2-4. ④:設置面の強度や傾斜において問題がない
自動販売機を設置するためには、国が定める安全基準を満たす必要があります。日本産業規格(JIS)では、下記のように自販機設置面の強度と傾斜の基準を定めています。
強度 | 4週圧縮強度18N/mm2以上 |
---|---|
傾斜 | 据付調整後の自販機の傾きが前後左右すべて1°以内となる面 |
表は横にスクロールできます。
自販機の設置面は、30年程度修繕しなくても利用できるコンクリートと同等に、頑丈な強度が必要です。
自動販売機の重さに対して設置面の強度が十分な場合には、下記の左画像のように設置面に直接脚部を打ち込み固定します。
一方で不十分な場所では、下画像のように地面に固定したコンクリートブロックの上に据え付けることで、設置できる場合があります。
また、据付調整後に自販機が設置面に対してほぼ平行になる場所でなければ、設置は認められません。
安全に設置するためにも、設置面の強度や傾斜の基準を理解しておきましょう。
参考:JISB8562:1996 自動販売機-据付基準
※2023年11月時点。内容は都度変更される可能性があるため、適宜確認をお願いいたします。
2-5. ⑤:景観への配慮の観点から問題がない
設置そのものは問題なくても、街の景観を損なわないように自動販売機の色や広告物など、見た目の配慮が必要な場合があります。
特に、街並みに歴史的な背景がある地域や観光地では、自動販売機の設置条件に制限が設けられることが多いです。
例えば、歴史的な建築物が多く残る東京都調布市では、自動販売機の色彩に配慮し、できる限り木製枠で目隠しをするように指定しています。
周辺地域の景観に配慮するために、景観地区へ設置する場合は自治体の景観条例をしっかりとチェックしておきましょう。
2-6. ⑥:電源を確保できる
自動販売機を稼働させるためには電力が必要なため、電源を確保できる場所でなければ設置できません。
特に既存の電源がない場合は、別途工事が必要です。
特に屋外では既存の電源があるかどうかによって、設置の可否が決まります。
電源が確保できない場合は、屋外用の単独コンセントの増設工事を検討しなければいけません。
なお、自動販売機の電気代の目安は「1ヶ月1,000円〜8,500円程度」です。
電気代や電源に関する詳しい情報は、「自動販売機の1ヶ月の電気代はいくら?ランニングコストや負担者について解説」をご覧ください。
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今すぐ無料相談3. 自動販売機を設置する際の注意点
自動販売機を設置する際には、下記3つの注意点が挙げられます。
- 1.自動販売機の設置における法令を遵守する
- 2.電気代やその他のコストを理解しておく
- 3.自動販売機のサイズや台数を検討する
本章では、それぞれの注意点を解説します。
自動販売機の設置で罰則を受けたり、大きな損失を出したりしないためにも、それぞれチェックしましょう。
3-1. ①:自動販売機の設置における法令を遵守する
自動販売機を設置する際には、国の法令や地方自治体の条例を守る必要があります。自動販売機の設置に関する法令は、下記のとおりです。
- • 道路交通法・道路法
- • 景観法
- • 食品衛生法
- • 資源の再利用に関する条例
- • 景観・まちづくり条例
道路交通法・道路法は、自動販売機の設置場所に関する規則を定めている法令です。
食品衛生法では、調理工程が発生する冷蔵・冷凍食品に対して規則がまとめられています。
からあげやおにぎりなど短期間しか保存できない食品は、安全面から飲食店営業の許可が必要であると定めています。
また、地方自治体によっては景観条例などで自動販売機の設置方法や推奨デザインを決めているケースもあります。
自治体によって内容が大きく異なるため、不安な場合には自販機の販売業者へ相談するようにしましょう。
なお、自販機設置関連の法令や規則の詳細は、「自動販売機を設置できない場所とは?おすすめスポット7選も解説」をご覧ください。
3-2. ②:電気代やその他のコストを理解しておく
自動販売機を設置するうえでは、コストを正しく把握しておくことも重要です。
自動販売機の設置には、下記のようにさまざまなコストがかかります。
- • 電気代
- • 商品の仕入れ費
- • 管理のための人件費
- • リース・レンタルの月額契約金
自動販売機のコストはオペレーション方式によって、かかる費用が異なります。
例えば、自分で運用する「セミオペレーション」の場合には、電気代・仕入れ費・人件費がかかります。
一方で「フルオペレーション」では自動販売機の管理を業者に委託できるため、仕入れ費・人件費はかかりません。
自動販売機設置に必要なトータルコストは、オペレーション方式や購入方法によって大きく変わってくるため、それぞれ理解しておきましょう。
なお、自動販売機にかかるコストの内訳については、「自動販売機の1ヶ月の電気代はいくら?ランニングコストや負担者について解説」をご覧ください。
3-3. ③:自動販売機のサイズや台数を検討する
自動販売機は商品の選択肢が多いと、利用者も増えやすいです。そのため、自動販売機は大型モデルの方がより多くの利益を期待できます。
また、コカコーラ自販機など単体で設置するよりも、異なる種類の商品が販売されている2台を設置する方が販売可能な商品が増えるため、幅広い客層に利用してもらえます。
ただし、大型モデルを導入したり、設置台数を増やしたりすることによるリスクに注意しましょう。単に商品数を増やしただけで、利益が大きく増えることはまれです。
大型モデルや台数を増やして成功するのは、利用者のニーズに合ったときです。
そのため利用者層や気候、イベントのデータを利用して、慎重に自動販売機のサイズと台数を検討する必要があります。
なお、自動販売機を設置して利益を上げやすい場所については、「自動販売機を設置できない場所とは?おすすめスポット7選も解説」をご覧ください。
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4. 自動販売機の大きさに関するよくある質問
自動販売機の大きさに関連するよくある質問について、下記の3つをまとめました。
- • 省スペースや小さいサイズの自動販売機はある?
- • コカコーラやアサヒなど大手飲料メーカーの自販機の大きさは?
- • 自動販売機で販売できる商品の大きさは?
自動販売機のモデルを具体的に知りたい方は、それぞれチェックしておきましょう。
4-1. Q:省スペースや小さいサイズの自動販売機はある?
A:あります。省スペースで設置できる自販機のサイズ例は「幅70cm・奥行き60cm前後」です。
より省スペースで小さいサイズの自販機を求める場合は、卓上自動販売機がおすすめです。
卓上自動販売機では、テーブルへ乗せられるように、幅・奥行き・高さのいずれも小さく設計されています。
なお、自動販売機JPでは屋内専用の小型自動販売機『卓っくん』を取り扱っています。
卓っくんは「幅50cm・奥行き53.5cm・高さ72.3cm」と小さいモデルであるため、お店のカウンターやレジ台などの卓上に設置が可能です。
屋内施設のテーブルに置ける自販機や小型・薄型サイズの自販機を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
4-2. Q:コカコーラやアサヒなど大手飲料メーカーの自販機の大きさは?
A:アサヒ飲料やサントリーフーズなど大手飲料メーカーの自動販売機のサイズは、幅80cm・奥行き70cm・高さ183cm程度です。
メーカー名 | 幅 | 奥行き | 高さ |
---|---|---|---|
コカコーラ | 103.2cm〜132.6cm | 69.5cm〜76.7cm | 194cm |
アサヒ飲料 | 86.9cm~115.9cm | 55.2cm~73.7cm | 183cm |
サントリーフーズ | 102.7cm~132.1cm | 66cm~74.6cm | 183cm |
ダイドードリンコ | 99.9cm〜116.1cm | 66.3cm〜75cm | 183cm |
キリンビバレッジ | 69.9cm~116.9cm | 31.8cm~73cm | 183cm |
伊藤園 | 103cm~119cm | 55cm~75cm | 183cm |
表は横にスクロールできます。
※製品によって異なる場合があります。
コカコーラ自販機は、サントリーなど他メーカーの高さよりも9cmも高いのが特徴です。
4-3. Q:自動販売機で販売できる商品の大きさは?
A:標準サイズの食品自動販売機では、「幅22cm以下・奥行き17cm以下・高さ9.6cm以下」の商品の販売が可能です。※
駅のホームでよく見るフック式ラックの食品自動販売機では、「幅3cm〜10cm・奥行き0.1cm〜10.3cm・高さ5cm〜32.7cm」の商品が扱えるなど、自動販売機によって異なります。
なお、自動販売機JPでは多様なニーズ・商品に応じた自動販売機を取り扱っています。冷凍食品や飲料など自販機で扱える商品一覧や、自動販売機の寸法一覧はお問い合わせください。
※機種により異なります。
5. まとめ:自動販売機は設置スペースに適した大きさのモデルを選ぶことが重要
自動販売機の大きさは、「幅70cm〜140cm・奥行き60cm〜80cm・高さ183cm」が一般的です。
自販機は、設置条件に合った大きさのモデルを選ぶことが重要です。自販機の設置条件は、下記のとおりです。
- 1.幅100cm×奥行き70cm以上の場所
- 2.所有権や自販機設置の許可がある土地
- 3.地目を満たす土地
- 4.設置面の強度・傾斜条件を満たす場所
- 5.景観の観点から適切なデザイン
- 6.電源がある場所
適切な設置場所を知りたい場合には、「自動販売機JP」へご相談ください。
自動販売機JPでは、屋内・屋外のさまざまな場所への設置実績があります。「どの自販機がおすすめか」や「設置できるかどうか」など、お気軽にお問い合わせください。
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今すぐ無料相談記事の監修者
- 株式会社パルサー
- 自動販売機JP編集部
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20種類以上の多種多様な業種・業態向けの自動販売機を取り扱っており、導入実績は500台を超えました。冷凍・冷蔵・保冷機能を搭載した機種や屋外・屋内設置対応、キャッシュレス決済対応などあらゆるニーズに対応した自動販売機をご提供しています。
- ■経歴
- 2015年 サイトを公開。リニューアルや最新情報の掲載を繰り返しながら現在に至る
- ■掲載
- 日本経済新聞
月刊サイン&ディスプレイ
オレンジページ
日本農業新聞