自販機フードの魅力や食品販売のメリット!設置の事例・注意点も紹介
近年、食べ物を販売できる自動販売機が注目を集めています。
そのため自店舗の売上を増やしたいとお考えの方の中には、下記のようにフード自販機について興味や疑問がある方も多いのではないでしょうか。
- • フード自販機を設置すれば、店舗の経営面でどのような効果が見込める?
- • フード自販機を導入して、実際に成功している事例はある?
今回は自動販売機販売のプロが、フード自販機の魅力や設置するメリット、注意点を解説します。
また、実際にフード自販機を活用している店舗の事例もいくつか紹介しますので、フード自販機のリアルなメリットを理解できるでしょう。
自動販売機の中でも食品販売用のものを検討しているオーナーの皆さまは、最後までご覧ください。
関連記事:食品自動販売機の設置条件を徹底解説!営業許可や届出/法律・規制一覧
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今すぐ無料相談1. 自販機フードの魅力3選
自販機フードは、飲食店にとって売上の向上が期待できるなどの魅力があります。
一方で利用者も、下記のようにさまざまなメリットがあります。
自販機フードの魅力・ポイント | 詳細 |
---|---|
手軽に購入できる | 購入にかかる待ち時間がないので、お客さんがほしいタイミングで買える |
店舗の営業時間を気にせず購入できる | 深夜・早朝など好きなタイミングで買える |
自宅で本格料理を楽しめる | プロが作ったもつ鍋や蒲焼など本格的な冷蔵・冷凍食品を購入できる |
表は横にスクロールできます。
自販機フードを利用する魅力を知ることで、フード自販機を設置するメリットの理解につながるでしょう。では、それぞれの魅力を具体例を挙げながら紹介します。
1-1. ①手軽に購入できる
自販機フードは、店舗に入るために外で並んだり、会計のためにレジ待ちをしたりする必要がありません。
特に効率を重視する若い方にとっては、待ち時間が短く利便性が高い自販機フードは大きな魅力です。
購入後すぐに食べられる食品の自販機や、冷凍・冷蔵でテイクアウトできる食品の自販機など、バリエーション豊かな製品が提供されています。
型式・自販機名 | 特徴 |
---|---|
F-30AVM | 汎用的なラックで、おにぎりなどが販売できる |
F-36AVM | 大容量の保冷機能付きタイプで、36商品を販売できる |
F-26AVM | 3種類のラックで、食品と雑貨の併用販売に対応 |
SD-MVMシリーズ | 選べる3種類のラック・冷蔵常温機能で、弁当など大きな食品にも対応 |
ど冷えもん (SD-11DVM) | 冷凍ラーメンやアイスなどの冷凍食品を販売できる |
表は横にスクロールできます。
気軽に購入してもらうには、お客さんのニーズに合う自販機フードを選択しましょう。
1-2. ②店舗の営業時間を気にせず購入できる
店舗販売とは異なり、自販機フードは24時間365日間稼働できるため、営業時間や営業日の制限がなくなります。
そのため、お客さんは会社帰りの遅い時間や深夜・早朝などお店の営業時間に関係なく、お店のおいしい食品を買えます。
特に閉店間際の入店に気が引けて購入をためらっていた方にとって、時間を気にせずに購入できるのは嬉しいポイントです。
また、毎日販売されているので、お店の休業日に関係なく好きなタイミングで購入できます。
1-3. ③自宅で本格料理を楽しめる
冷凍自販機の「ど冷えもん」では味の質を落とすことなく、さまざまな冷凍食品を買えるため、店さながらのおいしい料理が自宅で味わえます。
例えば、もつ鍋のセットや点心、うなぎの蒲焼きなど、普段店で提供している料理の購入が可能です。
飲料系自販機の設置台数はマイナス傾向である一方、食品用の自販機の設置台数が増えている背景から、自販機フードの料理を楽しんでいる方が多いことが見て取れます。
引用:経済産業省 | これも自動販売機で、進化する販売サービスに注目
仕事の都合や家庭の事情で気軽に外食できない方でも、自宅で本格的な料理を楽しめるのは自販機フードの大きなメリットです。
2. フード自販機を設置する5つのメリット
飲食店のオーナーがフード自販機の設置で得られるメリットを解説します。
フード自販機を設置するメリットは、下記の5つです。
- • 24時間365日販売が可能
- • 空いているスペースの利用が可能
- • 販売機会や売上の拡大
- • 追加の人件費がかからない
- • 災害時の食料備蓄としても活用できる
フード自販機の設置には、24時間連続で稼働できることに加え、経営面・スペース活用・緊急時にもさまざまなメリットがあります。
では、フード自販機を最大限に活用するために、それぞれのメリットを具体的に見ていきましょう。
2-1. ①24時間365日販売が可能
フード自販機は24時間365日稼働できるため、営業時間にかかわらず売上が期待できます。
例えば、営業時間が10時〜22時の店舗では、フード自販機の設置により早朝や深夜の時間帯も売上につなげることが可能です。
また、24時間運営できるフード自販機の設置により、営業時間内に店舗に足を運ぶことが難しい方に、主力商品を試してもらえるチャンスにもなります。
特に人通りが多い店舗の場合には、設置することで営業時間外でも新規客の獲得につながるでしょう。
店舗の営業時間を24時間営業に変えるには、新しく人を雇ったり、深夜営業に必要な許可を取ったりと手間がかかります。
しかし、フード自販機は設置するだけで24時間営業できる仕組みを整えられるので、営業時間を増やしたい場合に検討するとよいでしょう。
2-2. ②空いているスペースの利用が可能
フード自販機は、店舗の軒先や駐車場などの空きスペースを有効活用できるメリットもあります。
例えば、冷凍自販機「ど冷えもん (SD-11DVM)(リンク)」の大きさは「幅103cm・奥行約80cm・高さ183cm」なので、縦横の幅約200cm×高さ180cm以上のスペースを確保できる場所は設置が可能です。
フード自販機は比較的小さなスペースがあれば設置できます。
店舗の駐車場などの土地の活用方法とは異なり、新しく場所を用意する必要がないのも嬉しいポイントです。
自販機を設置することで24時間稼働する販路を作ることができるため、敷地内に空いているスペースがある場合は積極的に設置すると良いでしょう。
2-3. ③販売機会や売上の拡大
自販機は、店舗以外の新しい販路として活用できます。
フード自販機が新しい販路になる理由は、店舗の営業時間に来店できない人にも自社商品を購入するきっかけを与えられるからです。
またフード自販機の設置によって、店舗で商品を購入したり食べたりしたことがない人にも、商品を手に取ってもらいやすくなるメリットがあります。
販売機会が増える理由は、自宅で食べられることと自販機のラッピングで興味を引けるからです。
フード自販機で購入した商品は、自宅で食べられます。人目が気になり1人でお店に行くのを遠慮している人や幼い子どもがいる人にも買ってもらえるため、売上の拡大が期待できます。
また、自販機が目立つようにラッピングをすることで、人目をひきつけることも可能です。
単純に自販機を目にする人が増えると、購入してもらえる確率が上がるため、特徴的なラッピングにより売上アップが期待できます。
2-4. ④追加の人件費がかからない
新しい販路として店舗を展開すると、レジなどで新たにスタッフが必要になり、人件費がかかります。
一方、フード自販機を設置すれば接客が不要なため人件費を抑えられます。
ただし、自販機内の商品の補充・管理は人手が必要なため、人件費を完全にゼロにするのは難しいです。
自販機と店舗開店のコストの違いについて、下記の表で比較しましょう。
コスト項目 | 自販機 | 店舗開店(コンビニ) |
---|---|---|
初期費用 | 0円 ※リース契約の場合 |
• 加盟金:100万円~300万円程度 • 資格取得費:3万円程度 |
人件費 | 0円 ※自分でする場合 |
60万円~ ※売上によって変わる |
ランニングコスト | • 電気代:1,000円〜8,500円/月 ・仕入れ代:0円(店舗商品の場合) • リース費用:3万円~5万円程度 |
• ロイヤリティ:売上の40%~60%程度 ・賃貸料:5千円~/㎡ • 光熱費:25万円~30万円/月 |
表は横にスクロールできます。
店舗経営で毎月かかる人件費を浮かせたい場合には、フード自販機を検討しましょう。
2-5. ⑤災害時の食料備蓄としても活用できる
食品を販売する自販機は、災害など非常時の食糧備蓄としても活用できます。
そのため、設置スペースに余裕がある場合は売上向上などの目的と併せて、災害対策として設置するのもおすすめです。
実際に北國新聞によると「令和5年奥能登地震」の際に、飲料を確保するために飲料自販機が壊される事件が発生しました。
緊急時にはすぐに支援物資が届かない場合もあるため、災害時に活用できる自販機の必要性が高まっています。
フード自販機を設置することで、貴重な食べ物の備蓄が可能です。災害時の備えを万全にしたい場合には、フード自販機を設置するのも一つの方法です。
なお、災害対応自動販売機は自動販売機JPでも取り扱い可能ですので、詳細はお問い合わせください。
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今すぐ無料相談3. フード自販機設置の事例4選
フード自販機の設置例として、下記4つを紹介します。
- • 米粉のシフォンケーキ自動販売機設置
- • 豚タン串自販機設置
- • オムライス自販機設置
- • 九州の名店スイーツの自販機設置
さまざまな商品の販売イメージをお伝えするために、お菓子やご飯ものなど、多種多様なジャンルの事例をまとめました。
事例紹介を通じて、実際に運用する場合のメリットを解説します。
さまざまなメリットを知るうえで、自店舗と同じジャンルでない事例も参考としてご覧ください。
3-1. ①米粉のシフォンケーキ自動販売機設置
フード自販機は24時間365日稼働できるため、営業時間にかかわらず売上が期待できます。
シフォンケーキを販売する店舗では、屋外対応の冷蔵自販機「F-10AVM」を設置し、米粉のシフォンケーキを販売しています。
自動販売機にはオリジナルのラッピングを施し、宣伝広告としても利用しているのが当事例の特徴です。
ラッピングでは「米粉のシフォンケーキ」「ひとつひとつ真心を込めて作っています」など、購入者に商品の特徴を伝えるための工夫が施されています。
また、当事例のように店舗を持つ前の準備として、自販機を設置すれば認知を広められるので、新店舗開店直後の課題になりがちな集客に苦労せずに済みます。
3-2. ②豚タン串自販機設置
熊本県の居酒屋では、加熱加工済みの豚タン串を屋外にて冷凍販売しています。自販機の種類は「F-7FVM」で、大容量なラックが採用されているため、複数の豚タン串も販売できています。
また、当事例の自販機は豚タン串をイメージできるようなオリジナルのラッピングデザインが特徴です。
左右と前面に豚タン串の絵が描かれていて、どこの方向から見ても「豚タン串の自販機」とわかるように工夫されています。
本事例のように店舗の前に設置することで、店舗に足を運ぶ人もそうでない人も商品を購入しやすくすると良いでしょう。
3-3. ③オムライス自販機設置
福井県のカフェでは、カフェレストランの人気商品であるオムライスを冷蔵自動販売機の「SD-M36VM」で販売しています。
SD-M36VMでは前面に液晶パネルの搭載が可能で、当事例ではおいしそうなオムライスの画像をスライドショーで表示しています。
「オムライスはお店の中でしか食べられない」という常識を覆し、自販機で買って公園やオフィスで楽しめるようになりました。
店舗の外で食べる人が増えることで、人目につく機会が増えるので認知拡大が期待できます。
3-4. ④九州の名店スイーツの自販機設置
健康コンサルティング事業を手掛ける会社では、九州の名店「菊屋」のスイーツである「ぷりんどら」の自販機と韓国料理ガチャの自販機を駅前に設置しています。
新たな取り組みとして自販機事業に着手する流れで、冷凍自販機「ど冷えもん」の設置に至りました。
自動販売機JPでは、初期費用がかからない「リース契約」でど冷えもんの設置をサポートしています。
そのため、費用面での導入ハードルが低く、自販機の設置が初めての場合におすすめです。
当事例のように、新しい取り組みの一環で自販機事業に興味がある場合には、お気軽にお問い合わせください。
4. フード自販機設置の3つの注意点
フード自販機を設置する際の注意点は、下記の3つです。
- • 届出・許可が必要な場合がある
- • 電気代がかかる
- • 商品の管理が必要になる
食品を扱う自動販売機では、飲料自動販売機では必要ない「届出や許可」を取らなければならないケースがあります。
冷蔵・冷凍の食品を扱う場合には、届出申請をしないと違法になってしまうので注意しましょう。
また、フード自販機の場合には飲料自販機よりも、電気代が高くなる点にも注意が必要です。
特に冷凍食品の自販機の電気代は月当たり7,000円〜8,000円程度が相場(※)で、1,000円〜3,000円程度で済ませられる飲食自販機と比べて電気代の負担が大きくなります。
販売商品の賞味・消費期限を管理する手間も、注意点として挙げられます。
フード自販機を設置する前に、管理する担当者を決める必要があります。
なお、詳しい注意事項は「自販機でご飯は販売できる?食品自動販売機のメリット・デメリット」をご覧ください。
※電気代は各事業社の電気契約や地域により異なります。
5. 自販機でのフード販売に関するよくある質問
自動販売機でフード販売をする場合によくある質問と回答をまとめました。
- • 自販機によるフードロス対策って?
- • 食べ物を販売する自販機を設置できない場所は?
1つ目の質問は販売する商品の選定、2つ目の質問は販売する場所の選定に関わる質問です。
どちらも設置前に押さえておくことで、より効果的に商品を売り出せます。
フード自販機を検討している方は、順番にチェックしましょう。
5-1. Q:自販機によるフードロス対策って?
A:自販機によるフードロス対策とは、賞味期限が迫った商品を自動販売機で販売する取り組みのことです。
賞味期限が迫った商品以外にも、パッケージに傷がついているものなど規格から外れた商品や余剰在庫となった商品が販売されます。
商品の価格は、通常価格の半額以下で販売されるものや無料で販売されるものなど、商品によってさまざまです。
スペースやコストの面で自販機は導入しやすいため、フードロス対策に取り組む場合には自販機を検討すると良いでしょう。
5-2. Q:食べ物を販売する自販機を設置できない場所は?
A:私有地でない場所や設置の許可が得られない場所、安全性に問題がある場合には設置できません。
- • 設置予定スペースが小さすぎる
- • 自販機の設置許可が下りていない
- • 据付面の条件が適切ではない
- • 景観条例に違反する
なお、自動販売機の設置条件の詳細については「自動販売機を設置できない場所とは?おすすめスポット7選も解説」で説明していますので、設置前には必ず確認しておきましょう。
6. まとめ:自販機でのフード販売は販路拡大や売上向上が期待できる
利用者側が感じる自販機フードの魅力は、下記の3つです。
- • 手軽に購入できる
- • 店舗の営業時間を気にせず購入できる
- • 自宅で本格料理を楽しめる
営業時間を気にすることなく、自宅でゆっくりおいしい料理を堪能できる魅力があります。
また、飲食店がフード自販機を設置すれば、下記のようなメリットを得られます。
- • 24時間365日販売が可能
- • 空いているスペースの利用が可能
- • 販売機会や売上の拡大
- • 追加の人件費がかからない
- • 災害時の食料備蓄としても活用できる
主力商品を24時間売り続けられるため、売上の向上が見込めるのは大きなメリットです。
また、フード自販機は「自動販売機JP」での設置が最もおすすめです。自動販売機JPでは、冷凍食品を販売できる「ど冷えもん」をはじめ、多種多様な「食品汎用自動販売機」を用意しています。
自販機フードの設置の相談や疑問は、お気軽にお問い合わせください。
「自動販売機」を初期費用0円で導入
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自動販売機JPで取り扱い中の自動販売機の全機種を、初期費用0円で導入できます。
- 自動販売機JPは
ここがすごい! - • 導入前に、お客様の商品の搬出テストができます。(無料)
- • お問い合わせから設置まで、経験の豊富なスタッフが対応します。
- • 全国対応、多数の導入実績があるので安心して導入できます。
- • ラッピング実績も豊富でプロのデザイナーがデザイン。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
今すぐ無料相談記事の監修者
- 株式会社パルサー
- 自動販売機JP編集部
- 自動販売機JPは、自動販売機にてさまざまな商品を販売したいというお客様のニーズを叶えるために誕生したサービスです。
20種類以上の多種多様な業種・業態向けの自動販売機を取り扱っており、導入実績は2,000台を超えました。冷凍・冷蔵・保冷機能を搭載した機種や屋外・屋内設置対応、キャッシュレス決済対応などあらゆるニーズに対応した自動販売機をご提供しています。
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- 2015年 サイトを公開。リニューアルや最新情報の掲載を繰り返しながら現在に至る
- ■掲載
- 日本経済新聞
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日本農業新聞